AIユニコーンの驚異的な業績はまだ始まりに過ぎない

前回書いたAIを使う企業の破壊力と実績紹介の続きです

 

今のAIは、業界トップクラスの人材と同等能力を、その企業のあらゆる業務、あらゆる地域で、休む間もなく、一日に数千万回という頻度で発揮し続けると書きました。その実績もある程度紹介したつもりです。

 

しかし、これはまだ入り口です。

 

 

 

世界で加速する半導体ベースチップの出荷数

2018年、8月6日の四半期決算(だったよね?)で、孫社長はソフトバンクグループがarmを買収した当時、極秘だった(らしい)ことを話しました。

 

それは、armが出荷するベースチップからIotデータを吸い上げ、プラットフォームを作るプロジェクトです。

 

armのベースチップの出荷数は年々増加しています。
2030年には、同社の推計で一兆個とされています。

 

個人的にはこの数字は、妥当かやや控えめな数字だと考えています。

 

もしIoTとかなく、今と同じようなペースで出荷しただけでも、私のしょぼい計算でも、累計出荷数は10年後に最低でも8000億個弱にはなります。現実的にはArmや半導体市場の実績推移からみて、おそらく累計1兆2000億ぐらいになると思います。

 

 

たとえ大不況がきても、2035年にはどうあがいても1兆個を超えているでしょう。

 

 

 

半導体からIoTデータを吸い上げるとどうなるか

 

IoTからデータを収集することは、AIの演算精度を飛躍的に向上させます。AIはビッグデータがあればあるほど、優れた結論を導けます。しかもそのデータをあらゆる産業が活用できるようになります。

 

●例えばエネルギー発電

遊園地、工場、学校、各施設、家庭の電化製品、自動運転車の行き来、人の行き来、電子決済の回数、人々の生活全てに関わる半導体から、電力需要の予測をし、より精密な、より無駄のない発電ができるようになります。当然、発電効率は飛躍的にあがります。

●例えば金融機関のアロケーション

上記のように、あらゆる半導体の稼働状況を解析することで、どの製品が売れ、どの産業が成長し、どの国の、どんな人達の経済活動が衰退、あるいは繁栄しつつあるかわかります。資産運用や国家の年金、アロケーションを動かす上で欠かす事ができない情報になっていくでしょう。

 

もちろん、もっと生活実感のある産業、例えばライドシェアなどの需要予測にも当然活用できます。IoTのデータを活用するかしないかで、競争力が明確に差別化されます。

 

こんなことリアルに感じられませんか?
こじつけているように思いますか?

 

例えば金融機関は今、宇宙開発にもっとも投資したがっている事業者のひとつです。石油タンクなどを衛生カメラで撮影し、貯蔵量により変化する僅かなタンクの影の違いから、在庫を予想したいわけです。

 

Iotデータを活用するなんて、これに比べれば朝飯前です。

 

Armはこの人間の人智を超えたビッグデータのプラットフォーマーになり、パートナー企業に提供する。これがソフトバンクグループが買収した当時、極秘だったプロジェクトです。

 

人智を超えたビッグデータを、人智を超えたスピードで解析し更新していく。そのために必要なもう一つの要素、それはコンピューターの性能です。

 

 

 

コンピューターの演算速度も準備は整っている

コンピューターの演算速度も大きく向上しています。cpu演算速度、メモリ容量、通信速度、過去30年で、100万倍になっています。今後30年で、更に100万倍になると言われています。

 

人間の脳に匹敵する計算速度、1秒間に20京回というコンピューターも先日お披露目されました。

 

IBMのサイトにはきっちりAIに使ってねと書いてあります。
たった数年前には、まだまだ壁があったのにあっというまです。

 

 

爆発的に増加するインターネットトラフィック

ソフトバンクグループの算出によれば各産業の時価総額は比例するものがあるようです。

 

自動車産業の時価総額は1兆ドル 25年で10倍。
この時価総額は、自動車の年間出荷台数の推移と比例し…

工業関連時価総額は22兆ドル、25年で20倍。
この時価総額は工業製品の出荷総額と比例し…

 

インターネット関連企業の時価総額はこの25年で1000倍です。
この時価総額は、世界のインターネットトラフィック、180テラバイトから156エクサバイトとなった推移と比例するそうです。

 

当然かもしれません。

情報通信はすべて、なにか事業者と顧客が意図して、価値の創出のために通信しているのです。そのトラフィックが増えただけ、彼らの生み出す富も増えます。

ブログで何度も言っていますが、こういったことに着目して運用するのが、水面のさざ波のような株価を追うのではなく、生み出す価値に着目した本物の投資です。

 

 

 

まとめ

知性をもったモノのAIが、恐ろしい勢いでこの世界の全産業を変えていきます。世界の景色はあっという間に変わります。

 

IoTとAIにより、今後インターネットトラフィックは、今まで以上に爆発的に増加し、GAFAに代表される巨大企業と、AIの潜在能力に気がついたユニコーンの激しい戦いと共闘がこれから始まります。

 

その土俵に上がることができるすべての企業が、世界経済を超えた成長をしていきます。
上がれなければ淘汰されるか、食べかすを取り合うだけになります。

 

小手先の努力や工夫では、絶対に超えられない壁です。
どこにお客がいて、いくらなら利用してもらえて、次にどういう消費行動につながるのか、数千万、数億回と言う頻度で世界同時に予測し続ける能力は世界を変えてしまいます。

 

そのために必要な、AI関連ユニコーンも、お金も(つまりビジョンファンドやアルファベットのような投資会社)も、半導体のビッグーデータも、PC性能も、通信性能も、全て準備が整いました。

 

2019年の今を、50年後に振り返ったとき、間違いなく黎明期の始まりの時代だと言われるでしょう。

 

ビジョンファンドに代表されるユニコーン企業たちは、間違いなく未来の景色が見えていると思います。一方で、AIがブームだと笑う人もいるでしょう、AIに翻弄されるなという人もいるでしょう、AIが怖いという人もいるでしょう。

 

だからこそ、投資できるのは今だけです。
今、目の前に起きてる本物の変化を信じるか、それとも何も見えていない側の恐怖を信じるか、アナタ次第です。