MMTが論外だと思う投資家へ

投資家は金融史の事実だけを見ればいいと思います。その目線でいうとMMT理論がいかに優れていようと、だめなものはだめです。

 

 

 

MMTに冷めたほうがいい理由

 

MMTは公的国内債務の自国通貨建てだから大丈夫という主張がありますが、一体どういう資料をみてるんでしょうね。それとも空想だけでしょうか。

事実は全然違います。

公的国内債務の債務不履行は、過去200年ほどで60件以上あります。自国通貨建て公的国内債務も資産流出には無力で、外貨建て債務に強制転換するとか小細工やりますが結末は大差ありません。

 

 

 

国債デフォルトの真実はシンプル

そこにある真実は、世界中の誰から見ても魅力ある資産に裏付けされた債務でなければ、自国通貨だろうと数字上支払い可能だろうと、資産流出はおきるということです。しかもそのインフレをコントロールが出来ることを前提にすると失敗します。

 

 

まさにMMTです。

 

 

こんなもの何も目新しい話ではないです。

 

 

資産価格(この場合債権)が高止まりすれば、限界を超えても大丈夫という主張が出てくるのも毎度の話です。

 

 

毎度の話すぎてZzz…。

 

 

 

理論が正しいかなんてどうでもいい

そもそも、立派で正しい理論が資産価格の信用を保ったことありましたっけ?

 

1990年代に債務不履行が頻発するとき、あるヘッジファンド運用者がこう言ったそうです。「我々は銃で失うよりも大きな金をたった4つの言葉で失う。それは『今回は違う』(this time is different)だ。」

 

この名言はそのまま本にもなっていますね。
この本には、過去300件以上の債務不履行とその影響が定量的にまとめられています。その全ての年代や国もわかります。

 

 

真実はシンプル。

 

 

価値の裏付けが脆弱になれば、人々は逃げ出す。

 

 

これだけです。

 

 

 

投資家ならMMTを利用すれば良い

 

MMTの話になると、すぐ重箱の隅を突くどうでもいいしょーもない言い合いになります。

 

 

中には原文も読んでないのに批評するなという経済学者気取りもいます。

 

 

では投資家としてこういう人たちに向き合うべきですか?
MMTが危険だと一生懸命教えるべきなのでしょうか?

 

 

私の視点はそうではないです。

 

 

投資家にとって重要なことは理論では信用を担保できないという事実。金融イノベーションは、次の金融危機を引き起こすという事実だけです。

 

 

でももう一つ、真実があります。

 

 

それは限界を越えようと言う欲望が出てきたら、必ずやるという事。

 

 

だからMMTもいずれ米国か日本で始まります。
正しいかどうかじゃありません。

 

 

やるんです。

 

 

MMTに基づく経済活動が始まれば、私は株を買い増しします。数年の間は、空前の好景気になります。ここぞとばかりに、人々はMMTが正しかったと連呼するでしょう。

 

 

MMTが資本主義の救世主だと、ヘラブナ釣ってるおっさんも、公園で将棋やってるおっさんも、幼稚園児のお迎えママまで話題にするでしょう。

 

 

そこが売り時です。

 

 

ただし現金にしてはいけません。
売ったら別の国の資産に変えておけばいいですね。

 

 

我々にとってMMTが正しいのか間違っていたかなど、そもそもどちらでも良い話です。そこにとらわれる事自体愚行です。MMTが仮に正しくても勝ち、間違っていても勝つ、その道筋だけみて動くのが本物の長期投資家ではないでしょうか。